動物実験は、私個人としてはあまり好きではないのですが、ケイ素欠乏した動物には様々な問題が起こる事がわかっています。
ニワトリがケイ素不足で育つと、とさかや皮膚粘膜、脚部の蒼白などが見られ、頸部肉垂が減少、関節の形成不全、頭蓋骨の異常など、様々な成長障害が起きるそうです。ラットにおいても、骨の成長障害、化骨や骨皮質の異常などの様々な成長障害が起きているそうです。
こうした科学的な実験が繰り返され、ケイ素の重要性が解明され、人間にとってもケイ素は必要不可欠な栄養素であることがわかってきたのです。これまでの研究で、人間の体におけるケイ素不足は、次のようなトラブルが起きやすいようです。
- 骨粗しょう症の進行・骨粗しょう症による骨折
- 爪が割れる
- 切れ毛・白髪・薄毛
- 老化の進行による皺・しみ
- 偏頭痛
- 静脈瘤・動脈硬化
- ED
- 認知症の進行・悪化
等
ケイ素は全身の組織、臓器の材料なので、ケイ素不足は多種多様な健康問題の原因、あるいは誘因、遠因になっています。逆を考えれば、ケイ素の摂取を意識することで、こうしたトラブルを未然に防いだり、健康の回復につなげることができそうですね。