ケイ素

脳は大量にエネルギーを消費する

心筋についで、脳はエネルギー消費量が大きい臓器です。脳自体はほとんど動かないのですが、人間が1日に摂取するエネルギーの2割は脳が消費しています。

聞いたことがあるもしれませんが、将棋や碁のプロ棋士は、一局で2〜3キロ体重が減るそうです。対局中は動かず座っていることがほとんどなのに。これは、莫大なエネルギーが脳で使われているということです。

こういった脳、特に脳神経の方だそうですが、ミトコンドリアがびっしり詰まっていて、酸素と栄養をもとにせっせとエネルギーを生産してくれています。

ということは、これまでも書いてきましたが、エネルギー生産のあるところに酸素が必要で、酸素がたくさん使われるところには活性酸素ができますね。というわけで脳神経では、ミトコンドリアにおいてたくさんの活性酸素が発生しているようです。そして周辺の組織を酸化し、傷つけているのです。

日本において認知症の患者さんは450万人以上と言われています。高齢化に伴って増加しており、社会問題になっています。認知症にはいくつかのタイプがありますが、最も多いのがアルツハイマー型認知症です。全体の6割に上るといわれています。次に多いのが脳血管性認知症、レビー小体型認知症と続きます。現在のところ完治の見込みはなく、治療薬やリハビリ訓練などで進行を遅らせるのが精一杯といったところです。

アルツハイマー型認知症は、脳にアミロイドβという異常なタンパクが付着し、徐々に脳神経を壊していく病気です。脳のシミ、老人斑などともいわれ、脳を壊していくので非常にたちが悪いしみだといえます。アミロイドβが神経細胞を壊し侵食していくので、それまでできていた能力、記憶、思考力、判断力などを失います。なぜこのタンパクが自分自身を傷つけるのかは、まだ詳しいことはわかっていないようです。ただ、アミロイドβは、単独ではなく、アルコール脱水素酵素(ABAD)というタンパクとミトコンドリア内部で結合することで毒性が発現し、神経細胞を壊すことはわかってきたようです。

この時に、ミトコンドリアでは、エネルギー生産の低下や二重になっている膜の透過性が下がるなどの著しい機能の低下が観察されているため、ミトコンドリアに原因があると考えられるようになりました。

こうしたことを踏まえ、早い段階からミトコンドリアの劣化を防ぐ対策をしていきたいものですね。ケイ素は、血管や神経細胞の構成成分でもあるので、ミトコンドリアの活性化の他にも壊れた細胞、脳神経の修復に期待したいです。

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