ファスティング(断食)の効果について、皆さんはどのようなイメージをもちますか?
『ダイエット』『体のデトックス』『肌がキレイになる』などの効果ももちろんですが、実は心のデトックスも起こるのです。2日目、3日目あたりから空腹感を超えて、体の中で様々な変化が起こります。それは、ファスティングを行う事で普段の生活で蓄えられた栄養がなくなり、新たなエネルギー源として脂肪を利用する回路に切り替わるからです。
脂肪が燃焼し始めると、体内にケトン体が増えα波が増えていきます。
すると体や心がリラックスできるとともに、ストレスを抑える効果もあります。ファスティング中に、スッキリとした気持ちを感じる事ができるのは、このα波が関係しています。
このα波が出ることで、ファスティング中には様々な気付きもおこるのです。
- 音楽を鑑賞していたら、走馬灯のように今までの記憶が巡って、時間の感覚が実際よりもとても短く感じました。
- 夢の中で自分が子供をすごく叱っている場面を見ました。私っていつもこんな風にしていたんだ。子供にはこんな風に叱るのをやめようと思いました。
- 主人が亡くなってから、自営の仕事を引き継いできましたが、亡くなった時に、本当はもっと悲しくて泣きたかった事に気がつきました。
そして、ファスティング後に様々な変化のご報告を受けます。
「自分の生活を客観的に捉えて、暴飲暴食がやめられました。」「いろんな感情が湧き上がって、びっくりするくらい泣いたら、今まで誰にも言えず、ずーっと心に抱えていた事が解決しました」「自分の本当にやりたい仕事が見つかり、今ではファスティング合宿を開催するようになりました」
日常生活の中では、なかなか自分自身に向き合う機会がありません。ですから、日常と離れてじっくりと自分自身と向き合う環境を作ることも大切です。これまでとは全く異なった観点で、過去の経験を振り返ると、心のデトックスが始まるのです!
気付きがあって、記憶をアップデートしていくと、何も変わっていない日常が違って見えてきます。そして自分の判断や行動が変化して、生き方さえも変わってくるのです。