ビタミンが大切なのは、皆さんもご存知と思います。ビタミンは、20世紀の初めに発見され、健康の維持や体の成長に欠かすことができない、微量栄養素として注目されました。また、欠乏によって起こる病気についての研究も進みました。
こうした、ビタミン同様に健康維持や体の成長に欠かせないの微量栄養素が、ミネラルなのです。1930年以前では、専門家たちにさえ、鉄とヨウ素ぐらいしか関心を持たれていませんでした。その大きな理由の一つは、体内におけるミネラルの多くが、極めて微量であるために、その測定が非常に困難だったからです。
ところが、近年になり、測定技術が格段に進歩し研究活動が盛んになるにつれて、ミネラルに関する新しい事実が、次々に発見され報告されるようになってきました。
その中でも、現代病の多くにミネラルの欠乏が深く関わっているという指摘は、大変衝撃的なものです。
例えば
- ガン ・・・セレニウム(セレン)やゲルマニウム
- 動脈硬化・・・カルシウム・マグネシウム・セレニウム・クロム・亜鉛・バナジウム
- 高血圧 ・・・カリウム・クロム
- 糖尿病 ・・・カリウム・マンガン・クロム・バナジウム
- 貧血 ・・・鉄・銅・マンガン・マグネシウム・亜鉛・コバルト
また、心臓病・肝臓病・腎臓病・甲状腺腫・前立腺肥大・貧血・頭痛・生理痛・自律神経失調症・喘息・骨軟化症・骨阻喪症
・関節炎・皮膚炎・食欲不振・味覚異常・便秘・下痢・制欲減退・不眠症・ストレス・脳障害・抗うつ症・情緒不安定・成長不全・学習力の低下・肌のシミシワなども、ミネラルの欠乏と関係ししていることがわかってきているようです。
これだけでも十分に、ミネラルの重要性がわかってきますね。