ミネラルについて

二つの大きな働き

ミネラルの働きには、大きく分けて、骨の成分になるカルシウムや、血液の成分になる鉄のように、「素材としての機能」と、もう一つは、「体の生理に対する補助機能」があります。

私たちの体は、60~100兆個の細胞でつくられていますが、それぞれの細胞でとても多様な作用が行われています。生命維持のために代謝が行なわれたり、生命活動のためにエネルギーがつくられたり組織の修復や構築がなされたりしています。私たちの体中の細胞で、そういった化学反応が起きているのです。

これは、酵素の説明にも書いたのですが、この化学反応に欠かせないのが触媒である酵素なんです。そしてさらに、その酵素の働きを助けているのが、ミネラルとビタミンなんです。生命の維持、活動のために酵素が不可欠であり、その酵素をスムーズに働かせるには、ミネラルやビタミンがどうしても必要ということになります。したがって、ミネラルやビタミンが欠乏してしまうと、酵素の働きに支障が出て、その状態が続いてしまうと、細胞の働きが低下し様々な病気を招いてしまいます。

ということは、健康でいるには、ミネラルやビタミンを十分に摂取し、酵素の働きを活発にし、細胞の働きを高めていけばいい訳です。

もう一つ知っておいていただきたいのは、ミネラルには、ビタミンそのものを活性化させる働きがあるということです。ビタミンは、ミネラルがなければその有効性をほとんど発揮することができません。世界的にベストセラーになった「ビタミン・バイブル」の著者アール・ミンデル博士は、こう述べています。

ビタミンは、ミネラルなしでは何の働きもできない。ミネラルこそが、栄養の世界のシンデレラだ

びっくりですが、そんなにミネラルは大切なんですね。

他にもざっと、ミネラルはビタミンの他にも、必須脂肪酸やファイトケミカル(キトサンやポリフェノールなど)の吸収や働きを促しますし、血液のペーハー(pH)を弱アルカリ性に保つように作用したり、細胞の浸透圧作用(栄養の吸収、老廃物の排泄)を正常に保つ作用もあるのです。また、ホルモンの分泌や細胞の分裂・増殖にも関与していることがわかっているそうです。

ミネラルは、生命活動の重要な働きに関与ており、なくてはならない栄養素であることがわかります。

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