クタクタだから寝る……というのは、正しい疲労回復方法です。特に、仕事で忙しい日が続いた時は、思う存分寝たいもの。しかし、あまりに疲れているからといって、「睡眠時間を増やして寝だめをする」というのは避けるべきです。
なぜなら、体内時計は朝の起床時間を起点として動いているからです。例えば、いつもより1時間遅く起きると、就寝時間も1時間遅くなります。
すると、どうなるでしょうか?
日曜日の夜になかなか眠れず、結局月曜日から睡眠不足で眠い……ということになるのです。これは誰もが、経験があると思います。
週末の寝坊はできるだけしないで、足りない分は30分程度の昼寝で補えばOK。疲れたから「寝だめ」でリフレッシュしようというのは、実は逆効果となります。
また、睡眠不足の際に、疲れをとるために甘いものを食べる人は多いと思います。でもこれもまた、逆効果になってしまうことがあるんです。
人間は、甘いものを摂ると血糖値が高くなります。そして私たちの体は、血糖値が高くなれば低くしようと働く仕組みなので、今度は血糖値が低くなり、これがどんよりとした疲労へとつながります。
疲れたら、短期間でいいので眠ること。これに勝る対処法はないでしょう。
この記事へのコメントはありません。