ミネラルが不足する 現代の食生活の欠陥とは

糖尿病などの成人病と食生活に深い関係性があることはもはや常識ですが、最近増えつつある、心身のさまざまな病気にも「食」が大きく影響しているとの説があります。うつ病やアスペルガー症候群などの精神疾患は、大人ばかりか子供にまで広がっています。

ミネラルを補給することで改善が見られるこうした「現代病」は、私たちの食卓にミネラルが足りていないことを示唆しています。5大必須栄養素の中で最少の量で足りるはずのミネラルすら十分に摂れない。それが現代の食生活です。その背景を探ると、3つの大きな欠陥が浮かび上がりました。

まず、「水煮食品」が増えていること。これは、透明なパックに入って売っている水煮したタケノコやゴボウなどに限った話ではありません。実は、多くの加工食品、たとえば、スーパーの惣菜やお弁当に使われているのも多くが水煮食品です。

また、居酒屋チェーンやファミリーレストランなどの多くも、水煮食品を使っています。さらに、カレーやシチューなどのレトルト食品もほぼ水煮食品が使われています。こうして挙げてみると、身近にある便利でお手軽な食事ほど水に食品の頻度が高いようです。

では、なぜ水煮食品がミネラル不足を招くのか。答えは簡単。ミネラルは水溶性だから。水煮をすることで元々食品に含まれていたミネラルが溶け出し失われてしまうのです。

リン酸塩と精製食品どちらもミネラルの天敵

2つ目の欠陥は食品添加物。中でも「リン酸塩」を使った食品が増えていることが問題です。リン酸塩は加工食品によく使われる添加物。たとえば、くず肉を集めた成型肉、ハムやソーセージなどの加工肉、「トロ」に加工された寿司ネタに、味噌漬けや粕漬けにする魚もそう。

かまぼこやはんぺんなど魚肉のすりみにも使われています。リン酸塩の問題は、身体の中のミネラルに取り付いて体外へ排出してしまうこと。しかも、より必須な「微量ミネラル」と結合しやすいのも厄介な点です。そしてもうひとつ欠陥は、精製された食品、特に精製油が増えたこと。白米や白砂糖などの「白い食品」は、精製される段階で多くの栄養素を失います。ミネラルも例外ではありません。

サラダ油や植物油などの「精製油」に至ってはミネラルを不純物として除去。しかも、ミネラルを抜く時にリン酸塩を使うと言うのですから、何とも笑えない冗談のような話です。ここに挙げた欠陥以外にも、そもそも野菜そのもののミネラルが減っているというデータもあります。

現代は、普通の食生活を送っているだけでミネラル不足に陥る可能性大なのです。必要な栄養素が不足すれば、身体にも心にも異常が出るのも当たり前。圧倒的にミネラルが足りていない食生活を見直すことが、現代人にとっては健康の近道になりそうです。

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。