腸の健康状態は、免疫力と大きくかかわっていますから、便の色によって腸の健康状態を知ることができ、免疫力が保持されているのか、低下しているのかを判断する基準の1つになります。
良い便は、黄色に近い色です。便に色をつけているのは、胆汁の中にあるビリルビンという物質です。この物質は便の酸度によって色が変わり、酸性なら黄色を帯びたオレンジ色、アルカリ性なら黒ずんだ茶褐色になります。
腸内にビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌が多い場合は、腸内は弱酸性になります。そのため、便は黄色に近い色になるのです。逆に悪玉菌が増えると、腸内はアルカリ性になるので、便は黒ずんだ色になります。
「便は健康のお便り」とも言われますが、毎日のトイレタイムで、自分の腸の健康状態をチェックしてみて下さい。