冬には、風邪への対策だけでなく、ノロウイルスによる食中毒も気を付けなくてはいけません。
食中毒と聞くと「梅雨とか夏のものじゃないの?」と、思いがちですが、ノロウイルスによる感染症の場合は、実は冬の間に猛威を振るいます。
ノロウイルスは感染力が強いことが特徴で、100個以下のわずかな数が口の中に入るだけで感染します。
食中毒の予防
ノロウイルスにはワクチンもありませんし、いつ、どこで汚染されるか分かりません。ノロウイルスを完全に防ぐのは難しいのが現状です。
感染を予防するためには、「石けんで手をよく洗う」「食品はよく加熱する」といったことに取り組むしかありません。マスクをしても完全に予防することはできませんが、人の多い電車などではしておくほうが無難です。
冬の食卓によく牡蠣。美味しいだけでなく、「海のミルク」と呼ばれるほど豊富な栄養がありますが、牡蠣を食べることでノロウイルスに感染する人が多いことも知られています。牡蠣を食べるとノロウイルスの感染リスクが高くなるとされるのには、牡蠣のエサに海水中のノロウイルスも入っている可能性があるからです。
内臓にノロウイルスが蓄積された牡蠣を十分に加熱せずに食べることで、私たち人間はノロウイルスに感染してしまいます。生ガキを食べる時は衛生状態に十分注意したいですね。
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