玄米は健康的な生活を営む上で、とても大切なものです。白米よりも、ビタミン・ミネラル・食物繊維を豊富に含んでおり、人間が健康を保つために必要とされる栄養素をほとんど摂取できる「完全栄養食」と評されています。白米に比べて食べにくい、甘味がないと感じる人もいますが、それを補ってあまりある魅力が、玄米にはあるのですね。
よく、栄養バランスのとれた食事の例として、「1日30品目以上は食べよう」と、栄養士の方などは主張しています。でも、これは白米を食べた場合のもので、実は玄米食にはあてはまりません。白米を主食にした場合には、1日30品目以上の食品を摂取しなければ、健康を維持するための栄養素が不足してしまうというだけのお話なのです。
玄米を主食にした場合には、それほどの品目を食べる必要はありません。なぜ、かつての日本人が一日二食で、かつ一汁一菜で過ごせたのか。それは、玄米を主食にしていたからなのです。
発芽する前の玄米には、フィチン酸(IP6)という物質が多く含まれています。フィチン酸は、水銀などの重金属と結合して、体の有害物質を排出するものです。これは多くのジャンクフードに慣れきっている現代人にとって、重要度は高いものといえるでしょう。
毎回、玄米を炊くのは大変という方は、週に数回でも、玄米食に替えてみてはいかがでしょうか。
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