街中にたくさんあるファーストフード店。ハンバーガーなどの普及にともなって、現代の日本には、柔らかい食べ物が多くなってきました。
ランチはついファーストフードで……という人は多く、栄養面などの偏りが心配されています。
また、「よく噛まないで食べてしまう」というデメリットもありますね。ファーストフードとごはん食の食事時間と咀嚼回数を比較すると、前者は後者の約半分と短いとされています。
早食いが過食につながり、これがカロリー過多、つまり肥満を誘発し、糖尿病コントロールの悪化を引き起こします。
早食いの弊害としては、第一に早食いは食事のもっている本来の味わいを楽しむことなく、ひたすら食べることで満足感を得るので、質を量で補うという点があります。そして何よりすでに挙げた通り、よく噛まないで食べることの弊害があるのです。
そもそも、なぜよく噛むことが重要なのでしょうか?
食事の際よく噛むと、舌や歯からの刺激がヒスタミン神経系を活性化することができます。これは、食欲中枢に作用して食欲を抑制し、さらに交感神経系を刺激して褐色脂肪細胞のエネルギー消費を増大させることができるのです。
口当たりの良い柔らかいものを食べたり、早食いをすると、とにかく太りやすいことが理解できますね。
食事はよく噛んで、ゆっくり食べることが大事なのです。
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