有害重金属、有害ミネラルという言葉を耳にしたことはありませんか?
水銀、鉛、カドミウムなどが有害重金属と呼ばれています。
重金属の排水から公害病として認定された「水俣病」「イタイイタイ病」などの原因にもなっています。
身近なところでは、歯の詰め物に使われる銀歯(アマルガム)にも水銀が含まれています。
1970年代以降は減ってきているようですが、99年で約700kgの水銀が歯科用に使われています。
時間とともに溶け出した水銀は、体内に蓄積されて身体に悪影響を及ぼします。金属が唾液を介して発生させる電流も様々な病気の原因になる可能性もあります。2種類以上の金属を使っていると、さらに電流が発生します。
アマルガムを除去すると、皮膚のアレルギー症状や頑固なニキビが治ったり、様々な難病や不定愁訴の改善が多く報告されています。お口の中から毒素排出をしてみることも非常にオススメです。
また、予防接種のワクチンにも使われています。雑菌を防ぐために「チメロサール」という防腐剤を使用していますが、「チメロサール」は有機水銀化合物、すなわち水銀です。
この水銀中毒と自閉症の症状が似ていることから、水銀は原因物質のひとつだと考えられています。現在は厚生労働省がチメロサールの濃度を下げるよう指導しています。
水銀は蒸発しやすい性質から、大気中に拡散し、土壌や地下水、河川や海への汚染を通して、体内に入ります。特に魚介類は小型魚が中型魚を食べ、それを大型魚が食べ、水銀濃度がどんどん高くなっていきます。その食物連鎖の上位にいる魚の中で日本人が好んで食しているのが、マグロやカツオ、サケなどです。
昔はマグロは頻繁に食卓に出るものではなく、アジやイワシ、サンマなどの小型魚が一般的でした。
また、地方都市の人々は比較的小型の魚を食べることが多いのに比べて、都市部に住む人々は全国から様々な魚が集まってくることもあり、大型魚を食べる機会が多いというデータも出ています。
食べるなら、アジ・イワシ・サンマなどの小型魚をオススメします。
参考文献 ◇ 『 「重金属」体内汚染の真実 』 著:大森隆史
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