レモンや酢は、昔から疲労回復効果のある食材として知られています。
有効成分の“クエン酸”や“酢酸”が細胞内のクエン酸回路で働き、糖のエネルギー代謝を促しています。
酸味によるリフレッシュ効果や食欲増進効果が、食欲が落ちた人の栄養補給を促し、結果的に疲労回復につながることも。
「疲れたときには梅干を食べるといい」というのは、理にかなった疲労回復法です。その秘密は、酸っぱさに含まれる「クエン酸」にあります。
「クエン酸」は、梅干やお酢、レモンなどの柑橘類、りんごなどの果物に多く含まれています。「クエン酸」は、身体の中でエネルギーを作るために欠かせない独自の回路をもっています。血液をさらさらにしたり、神経や筋肉の疲労を回復し、内蔵の活発な動きを助けます。
しかし、クエン酸不足になると、回路の働きが落ち、身体の中では疲労物質の乳酸がつくられ、エネルギーに変えられなかったものは脂肪として溜まります。全身を機能させるためにも、クエン酸の力は必須です。
一日に必要な量はレモン半分ほど。梅干やレモンなど、あまり酸っぱいものが得意でないというなら、いちご、パイナップル、キウイなどの果物を摂るといいでしょう。
クエン酸は体内で1時間ほどで消費されてしまうので、食事の際にフルーツを添えて、こまめに補給するのもおすすめです。フルーツジュースや野菜ジュースとして摂り入れるのもいいですね。
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