腸内細菌は超重要!!6

腸内腐敗がもたらした現代病

腸内腐敗が進行し、増殖した悪玉菌が大量に発生させるアンモニアや硫化水素、アミン、インドール、スカトール、フェノールなどの有害物質によって腸壁には炎症が起こります。小腸の腸壁には、小さく分解消化されたアミノ酸、糖、脂肪酸、酵素、ビタミン、ミネラル、などの栄養素を血液中へ取り込む絨毛細胞がびっしり存在しています。広げればテニスコート一枚半分にもなります。その絨毛細胞の表面は、細かい網目状になっています。

ところが有害毒素で腸壁に炎症が生じると、絨毛細胞が破壊され、腸粘膜にまで大きな穴が生じてしまいます。その穴から、未消化の栄養素や有害毒素、化学物質が侵入します。この現象をリーキーガット症候群(腸管壁浸漏症候群)と言います。

免疫細胞は、腸壁から侵入した未消化のタンパク質や炭水化物、脂質を異物(敵)と見なし排除しようと攻撃を加えます。

腸管には全身の免疫細胞(リンパ球、顆粒菌、マクロファージなどの白血球)の70%が集まっています。異物が体内に侵入しないために腸管に結集しているのです。絨毛組織内にはリンパ腺のバイエル板が張り巡らされており、免疫細胞が外から入ってくる敵を防ぐ防衛軍のようにして待ち構えています。これが腸管免疫の仕組みのようです。この免疫が食べた物にも反応してしまうと食物アレルギーが発症してしまいます。卵の未消化タンパク質に反応するのが卵アレルギー、蕎麦の未消化炭水化物に反応するのが蕎麦アレルギーです。

食生活の変化で、多くの肉や酸化した悪い油、トランス脂肪酸、食品添加物をたくさん摂るようになった子供達の腸内では腐敗が進んでいるそうです。20代で腸年齢が平均45.7歳、30代で平均51.3歳になっているというデータも報告されています。

腸内腐敗は、大人には自己免疫疾患という形で現れます。女性の場合は特に関節リウマチや膠原病として、男性の場合は腫瘍性大腸炎として現れます。これは、免疫細胞が、侵入した未消化タンパク質を外敵かどうかの区別がつかなくなってしまい、自分自身のタンパク質で形成する骨や内臓器官、大腸までも攻撃することで生じた奇病です。

花粉症もそうですね。排気ガスと結合した花粉を異物の侵入と勘違いし、免疫細胞が攻撃を加えてしまいます。気管や皮膚から侵入する異物を攻撃することでおこるアレルギー性疾患がアトピー性皮膚炎や喘息などです。

こういった症状には腸管腐敗が関係しており、食べ物をしっかりと選び腸内環境を変えていかないと、悪化していくだけになってしまいます。腸内環境の悪化は、精神まで崩れていきますので、気をつけたいところです。

参考文献 200歳長寿!若返り食生活法

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