疲れている時、また寝不足が続いている時の健康トラブルで多いのが口内炎です。
一般的にいわれる口内炎とは、アフタ性口内炎のこと(アフタとは、直径2~11mm程度の円形の腫瘍)で、これができる原因は、今のところ正確にはわかっていません。
口の中にできた傷に細菌が繁殖すると、炎症を起こし、口内炎になることが多いですね。例えば、魚の骨のような鋭い形の食べ物が刺さる、誤って噛んでしまうなど……。
大抵の場合は、だ液によって細菌が洗い流され、口内炎になる前に傷が治るものです。しかし、だ液の分泌が低下していると、殺菌できず、細菌が繁殖し、口内炎になるのですね。
また、普段から、ビタミン・鉄分不足だと、口内炎になりやすくなるといわれています。ビタミンB2は粘膜の修復作用と、体の調子を整える作用があるのですが、これがおこなわれないと口内炎ができてしまいやすくなるのです。
ストレスが多い状況も口内炎の原因になります。ストレスいっぱいの状況で、だ液の量を測ると3割も減少していますが、だ液が減ると菌が繁殖し、口内炎ができやすくなるのです。抵抗力が弱くなり、菌が繁殖しやすくなります。
口の粘膜は新陳代謝で再生していますが、疲労やストレスで新陳代謝が低下すると、表面が荒れ、悪化すると口内炎になります。疲れていると、体の抵抗力が弱まるとはよく聞くことだと思いますが、やはり疲れは細菌が繁殖しやすい環境となり、口内炎になりやすいのですね。
口内炎ができたら、やることは基本的に大きく以下の3つ。
殺菌する、口の中を清潔に保つ、そして休養をして、抵抗力を高める。自分の口内炎の原因を予想してそれに対処することが必要です。また、悪化を防ぐため、患部を刺激しないように気をつけましょう。
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