鼻がつまる、喉が痛い……。この時期、辛い風邪には、昔から受け継がれてきた民間療法を試してみてはいかがでしょうか?
おじいちゃん、おばあちゃんたちの知恵や工夫は、現代も役立つものが少なくありません。
風邪で鼻がつまった時は、長ネギ(縦割り)の切り口を鼻に10分ほど当てておくと、鼻づまりがスッと解消するのですが、これはとても大きな根拠があります。長ネギには粘膜を適度に刺激し血行を良くする、「硫化アリル化合物」が含まれているのです。また、これは、鼻づまりだけでなく、喉の痛みにも効果があるのです。
軽く火であぶった長ネギ(これも縦割り)をガーゼで包んで喉に当てて、包帯で巻きつける「ネギ湿布」も効果的です。
梅ぼしに含まれるクエン酸は、抗菌や発汗作用があります。梅干しをトースターで黒くなるまで焼いて、湯飲み茶碗に移し、熱いお湯を注いで飲むと風邪に効果大です。
他には、ビタミンCを豊富に含むレンコンのおろし汁にお湯とハチミツを合わせて飲む「レンコン湯」。卵黄に酢と黒砂糖を混ぜた「酢たまご」など、風邪の症状をやわらげる民間療法は全国にたくさんあります。
もちろん、抗生物質などの強力さはありませんが、副作用はなく、薬効は小さい子供にもあります。民間療法を利用して、風邪を早めに治しましょう。
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