風邪を早く治すには、体の持つ自然治癒力が働く環境を整えてあげるということが大切です。
風邪の諸症状(咳・鼻水など)はウイルス(風邪菌)を攻撃するために、体自身が炎症を起こして出しているものです。それを受け入れて、ゆっくり休むのが風邪の治療の基本です。
動いたり、体を冷やしたりなど、体の邪魔をして、風邪の回復をわざわざ遅くしないことです。体が体温を上げてウイルスと戦う体制を整えようとしていますので、できるだけ暖かくして、寝るのが一番なのです。
汗を無理やりかいて、熱を無理に下げる方法もありますが、ウイルスが死んでいないために、また、体は発熱させなければならなくなります。
そうすると発熱に無駄なエネルギーを使わなければならなくなるので、その分回復も遅れてしまうのですね。
寝るに勝る治療法なし?
ほどほどに水分を摂り、あまり固形物を食べないようにして、寝ておきましょう。消化にエネルギーを使うと、治す方にエネルギーを回せなくなってしまいます。
あまりにも熱が高い場合(40度ぐらい)は解熱しなければなりませんが、38度ぐらいの熱の場合は、熱を下げるとかえって長引いたりすることになります。
熱を無理に下げるのは、せっかく体が戦ってるのに、邪魔してることになるのです。
安易に解熱剤を使うのは考えもの。風邪を引いたら抵抗せずに、温かくして寝るのが一番なのです。
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