風邪をひいてしまった時に、すぐに風邪薬を飲むという人は多いと思います。発熱、咳、鼻づまり、頭痛、腹痛、目眩、吐き気など、あらゆる症状で苦しい風邪を、すぐに治したいと思うのは当然ですよね。
健康な人でも何年かに一回は風邪にかかります。うがい、手洗い、規則正しい生活など、風邪の予防法はあるものの、完全に防ぐのは無理でしょう。
しかし実は、風邪を治すために大切なのは、むやみに風邪薬を飲まない、ということなんです。風邪薬は風邪を治すためのものではありません。あくまでも、症状を抑えるために作られているものです。つまり、風邪薬をいくら飲んでも風邪は治りません。むしろ、風邪を長引かせてしまう原因になります。
風邪薬を飲んで熱を下げたりしてしまうと、風邪の原因となっているウイルスを倒すための味方(熱)がなくなるわけで、風邪が治るのが遅くなります。驚くかもしれませんが、本当なんですよ。
風邪を治すために重要なのは、まず水分を摂取すること。そして、体調面と相談しながら、食べられる場合だけ「おかゆ」や「うどん」、「温かい野菜」を食べることです。風邪を治すのは風邪薬ではなく、人間の身体の本質的な治癒力ですから、それを頼りにすればいいのですね。
風邪をひいたときにはむやみに薬を飲まず、栄養を摂って、勝手に治るのを待つ。これが風邪を最も早く治すベストな方法なのです。ぜひ覚えておいてくださいね!
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