日本食を見直そう!

日本人は、食物を生で摂るという食文化を大切にしてきた民族です。刺身や鮨は海外でも有名ですが、植物性食品においても、漬物という火を通さない調理法で食物酵素を摂る知恵を持っていました。納豆や味噌、醤油などの発酵食品もその知恵ですね。

これらの食品にある、微生物がつくる酵素や物質が、体内酵素の働きである代謝、解毒を助けてくれるのです。

日本人は縄文時代から穀物、野菜、豆、小魚を主体とした食事をしてきました。飛鳥時代に発布された、天武天皇の肉食禁止令もあり、長い間、動物性食品を摂る習慣がありませんでした。このような長い歴史の中で培われたのが、タンパク質分解能力が弱く、大量の動物性タンパク質を摂ると腸内に未消化のタンパク質が残りやすいという遺伝的体質です。

日本人は、欧米人に比べて腸が平均9m長く(欧米人よりも2m長い)、これは食物繊維を含む植物性の食品をしっかり分解し、消化・吸収するためです。腸が長いのは、それらの食品を上手に摂取するために進化したのです。

また、日本人は、他の民族より膵臓が小さく、インスリンの分泌が少ない傾向にあります。これも玄米など精製度の低い穀類を中心にした食生活に適応した体質・能力です。胃酸の分泌も少なく、欧米人の半分程度とも言われています。

現代の日本人の食生活は、その体質に逆行し、「食の欧米化」が病気に関係しています。近年、ガンや糖尿病などの生活習慣病に苦しんでいる人が多いのは、その結果かもしれません。

食生活が豊かになった今こそ、祖先たちが知恵を絞り、工夫を重ねながら作り上げた食文化を見直す事が大切な時代だと思います。

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